ちょっとお勉強

今回の更新は、イベント会場となる普賢寺について。

そういえば普賢寺について何にも知らんのよね…。
それはマズイ。という訳で少し調べてみました。

正式名称は“峨嵋山臨済宗普賢寺”
創建は一条天皇の時代、寛弘3年(1006)とされています。
どんな時代だったか、年表を引っ張り出して調べてみますと…。

尾張国で百姓が国司を訴えたのが1008年。
紫式部が『源氏物語』を書いたのが1011年。
藤原道長が摂政となったのが1016年。

要するに“貴族文化が隆盛した平安時代の真っ只中”です。

開基は性空(しょうくう)上人、
本尊は勿論、“普賢菩薩像”です。
この普賢菩薩像、海中から出現したと言われています。延命の仏,海の守護仏として信仰を集めているそうです。

枯山水の庭園があり、この庭園は寺伝によると雪舟によって築かれたとされています(史料が無い為、真偽は不明)。
県下でも早い時期の枯山水庭園であり、山口の常栄寺庭園、宇部の宗隣寺庭園と並んで紹介されています。

現在の普賢寺は江戸時代初期に改築されました。
本尊の安置してある普賢菩薩堂は大正6年5月に改築され、平成5年4月に大修理されています。


興味深かったのが普賢寺の宗派について。
「創建当時は天台宗であったが、後に臨済宗となる」(光市教育委員会案内板より)。宗派が途中で変わるって事もあったんですね。勉強になりました。



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